マウスピース矯正以外の歯科矯正例「裏側矯正」について。
以前は、「ワイヤー矯正」についてお話させていただきました。
ご紹介いたしました。
歯科矯正の中でも最も良く知られた矯正治療ですのでご存知の方も多かったのではないでしょうか。
今回のブログでは、もうひとつの歯科矯正例の『裏側矯正』についてご紹介させて頂きます。
***矯正装置が目立たない『裏側矯正』***
~裏側矯正のメリット・デメリット~
「裏側矯正」とはその文字通り、歯の表面側でなはく裏側にブラケットを取り付けワイヤーを通す治療法です。
ワイヤー矯正と同様、動かしたい方向に歯を引っ張ることで歯を動かします。
「舌側矯正」とも呼ばれ、歯の裏側(舌側)に装着するので少々の異物感を感じることもあります。
また、歯の裏側はデコボコしていたり複雑で個人差も大きいため、装置をオーダーメイドで作る必要があります。
~「裏側矯正」のメリット・デメリット~
ここで「裏側矯正」のメリットとデメリットについてお話したいと思います。
◆◆メリット◆◆
*矯正装置が見えず気付かれにくい
外見上(歯の表面側)からはほぼ矯正装置が見えず目立ちません
*ワイヤー矯正と同様、取り外す必要が無い
歯に装置を直接取り付けてしまうので取り外す手間はありません
◆◆デメリット◆◆
*ワイヤー矯正(表面矯正)より適応範囲が限られる
歯を引っ張る力を弱める必要があるため表面矯正よりは適応範囲が限られます
*痛みがある
表面矯正と同様に装着中は痛みを感じたり、口腔内を傷つけてしまうことがあります
*食事中には注意が必要
装置に食べものが絡まったり、硬いものが食べにくいなどのストレスがあります
*慣れるまでは発音がしづらい
歯の裏側に装着するため舌に当たり発音しにくくなることがあります
*費用がかかる
オーダーメイドで高い技術が必要なため、ワイヤー矯正(表面矯正)より費用がかかります
いかがでしたでしょうか。
2週に渡り、「ワイヤー矯正」と「裏側矯正」についてご紹介させて頂きましたが、
先にご紹介した「マウスピース矯正」と併せ、それぞれのメリット・デメリットも何となく伝わりましたでしょうか。
患者様にとって優先したいことも各々異なりますので、一概にどちらが良いとも言えません。
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