メニュー

鼻の症状(副鼻腔)

鼻鼻は呼吸や嗅覚、声の共鳴に関わる大切な器官です。鼻に起こる症状には、副鼻腔炎、鼻炎、嗅覚障害などがあります。

鼻で気になる主な症状

  • 鼻水がでる
  • 鼻づまりがひどい
  • 鼻の奥や頬の周りが痛い
  • 鼻水に悪臭がある
  • いびきがひどい
  • においを感じない

よくある鼻の病気

歯性上顎洞炎

歯が原因の蓄膿症です。
根尖性歯周炎(歯の根の化膿)、歯周病などが上顎洞に波及した疾患です。
最近では歯科インプラント治療後の上顎洞炎が急増しています。
ひどくなると上顎洞炎だけではなく、篩骨洞、前頭洞にまで炎症が波及します。
当医院では、他医院におけるインプラント治療後の副鼻腔合併症の治療、内視鏡下副鼻腔開放手術を積極的に行っております。

アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)

花粉や、ハウスダストなど、アレルギーの原因となる物質をアレルゲンといいます。
アレルゲンが鼻に入ることで鼻粘膜での反応がおこり、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった症状が出ます。
予防としてはアレルゲンを取り込まないこと(抗原の回避)、それぞれの症状を和らげるための飲み薬や点鼻薬を使用します。
スギアレルギー、ダニアレルギーについては、従来の飲み薬や点鼻薬のほかに、新しい治療法として、舌下免疫療法を行っています。

鼻血

鼻の粘膜は毛細血管が多く、血管が傷つくと出血となり、鼻血が出ることが多いです。
鼻の怪我やぶつけたときでも鼻血が出ることもあります。血圧が高いと血管が破れやすく、出血が止まりにくいことが多いです。

最も有効な治療は圧迫止血です。小鼻をつまんで、上を向かずに座って安静にすることで多くは止血が可能です。

また、鼻炎や副鼻腔炎で鼻の入り口が傷つくと鼻血が出ることもあります。
鼻血を繰り返す場合や、鼻血が止まらない場合は、処置が必要になりますので、耳鼻咽喉科で診察をされることをお勧めします。

鼻の症状

くしゃみ

くしゃみは、鼻粘膜への刺激に対して起こる反射です。
様々な要因で引き起こされ、下記のようなものが考えられます。

風邪症状で、体内にウイルスが侵入すると、異物に反応してくしゃみが出ます。
アレルギー性鼻炎では、花粉やハウスダスト、ダニ、ペットの毛などのアレルゲンに対する反応で起こります。
寒冷刺激でも神経に作用して、くしゃみを起こします。

鼻水

鼻水は、水様性(さらさら)の鼻水と、膿性(どろどろ)の黄色い鼻水があります。
水様性鼻漏は、感冒症状の鼻炎や、アレルギー性鼻炎が原因のことがあります。
膿性鼻漏には、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)が原因で起こることがあります。
小児で、鼻内に異物を入れてしまい、膿性鼻漏が出ることもあります。
どちらの場合でも、耳鼻咽喉科で診察をされることをお勧めします。

鼻づまり

鼻づまりは、感冒による鼻炎やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが原因で、鼻茸ができたり、膿性の鼻水が出たり、鼻の粘膜が腫れたりして起こります。
片側の鼻づまりでは、鼻の中央の骨・軟骨である鼻中隔が曲がっていたり、まれにできものが認められることもあります。
小児の場合では、アデノイドが鼻奥をふさいでいることもあります。
鼻づまりの具合を調べる方法として、鼻腔通気度検査というものがあります。

鼻閉(びへい)

鼻づまりが続くと、単に鼻がつまって苦しいというだけでなく、においが分からなくなったり、口呼吸になるため、のどを痛めてかぜを引きやすくなったりします。
さらに、いびきや、集中力がなくなる、疲れやすいなどといった全身的な症状も伴い、小児の場合は学業や成長にも影響がでることがあります。
鼻づまりの原因はさまざまですが、多くは、かぜに伴う鼻炎、アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎などによる鼻の粘膜の腫れや鼻茸(はなたけ)、粘った鼻汁などです。

小児の場合は、アデノイドが鼻を後ろ(上咽頭)からふさいでいる場合もあります。
片側だけに鼻づまりが強い場合は、鼻の左右を分ける鼻中隔が曲がっていたり(鼻中隔弯曲症)、ときには腫瘍が見つかることもあります。
鼻づまりの程度を客観的に調べるには鼻腔通気度検査を行います。

治療は、鼻の処置やネブライザーで粘膜の腫れをとり、原因に応じて投薬を行いますが、これらの治療で治りにくい場合は手術が必要となります。

臭いがわからない

臭いの感覚に何らかの異常を起こす症状で、嗅覚障害と言われているものです。
臭いは嗅裂という、鼻の上側の部分で感知しています。

嗅覚障害の原因としては、感冒やインフルエンザなどの上気道のウィルス性疾患で臭いの神経にダメージを与えたり、鼻茸が臭いを感知する部分を邪魔したり、花粉症などの鼻炎で鼻の粘膜が膨らんだりすることが挙げられます。

嗅覚障害の治療は、原因を除くことに加え、内服や点鼻による投薬での治療を行います。

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME