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根管治療について

根管治療とは、歯の根っこである「歯根」の治療のことです。

歯の内部には歯髄腔と呼ばれる空間があり、神経や血管などの入った組織が入っています。

歯髄腔は歯根の内部にある根管という管につながっていて、神経や血管もその内部を走って、歯の外側に通じています。

根管治療はこの「根管」を清掃・消毒する治療です。

治療の期間について

根管治療は、歯の根っこの部分の治療ですので、大変細かい作業と時間がかかります。早い方は数回で終了しますが、歯の形状や症状の度合いによって、長い場合は、数ヶ月、それ以上かかることもあります。

根管治療の流れ

STEP1. 根管内のものを除去する

神経が入っている歯の場合には麻酔をし、神経と共に歯髄を取り除きます。
神経をすでに取り除いてある歯の場合には、詰め物や被せ物を取り外し、根管内に詰まっている薬も取り除きます。

STEP 2.根管の壁を清掃する

根管の壁をリーマーやファイルと呼ばれる、様々な太さの、ギザギザが付いた針のような器具を使って清掃していきます。

STEP 3. 根管を消毒する(数回)

根管の清掃が終わったら、綿に薬をつけて消毒を行います。
綿がきれいになるまで、また症状が取れるまで薬の交換を繰り返します。

STEP 4. 根管に最終的な薬を詰める

根管の症状が取れたら細菌が入り込まないよう、根管内に薬を隙間なく詰めていきます。
これで根管治療は終了です。

 

当院の根管治療について

マイクロスコープを使用

精密な治療を可能にする歯科用顕微鏡

肉眼では見えないような細かい部分まで視認できる歯科用顕微鏡です。より精密な処置が可能になります。
精密で確実な治療を心がけるため、2010年5月 から新しく、ドイツのカールツアイス社のマイクロスコープ(顕微鏡)を使った治療が行えるようになりました。
微細で丁寧な治療、神経治療などに威力を発揮します。

 

ラバーダムを使用

神経や根管治療などの際に歯に装着する、ゴムのコートのようなものです。

ラバーダムを装着すると唾液の侵入を防ぐことができます。これによって虫歯などの再発を防ぐことが可能になります。

 

根管治療の痛みについて

根管治療は、神経がまだ生きている場合には麻酔をして行うため、麻酔が効けば治療中に痛むことはありません。

しかし、神経の炎症がひどい場合には麻酔があまり効かないこともあります。

神経が死んでいる歯、神経がない歯の場合は麻酔をしなくても痛まないことが多いため、そのまま麻酔をせず行うことがほとんどです。

ただし、根の先端に神経が残っている場合や、根の周囲の炎症が強くて痛みを伴う場合には麻酔をして行うこともあります。

根管治療が必要な時はどんな時?

歯の神経が炎症を起こしてズキズキ痛む時

むし歯が進行すると歯髄に達して神経が炎症を起こしてズキズキ痛み出します。
このようなケースではいち早く歯髄を取り除く必要があり、その後空っぽになった根管を消毒し、薬を詰める治療を行います。

神経がない歯なのに、噛むと痛い、ズキズキ痛い時

神経を取った歯でも痛みを出すことがあります。これは根の奥に細菌が繁殖して炎症を起こしてしまっている場合です。
炎症を取り除くためには根の治療を行うことによって内部を消毒する必要があります。

歯の根の先に膿がたまった時

神経が死んでしまっている歯、神経を取った歯の根の先端に膿がたまることがあります。これは根の内部にある細菌が増殖して、根管の外に膿をためてしまっている状態です。
痛みの症状が出る場合もあれば、無症状でレントゲンで偶然発見される場合もあります。放っておくとだんだんと悪化するため、根管治療が必要です。

歯茎に白いニキビのようなものが出来た時

歯茎にプツッと白いニキビのようなものができることがあります。これが長期間消えずにある場合、根の先端の膿だまりが歯茎に膿の出口を作っている可能性が高いです。
レントゲンで確認し、根の先端の膿だまりがあるようであれば、根の治療をする必要があります。

歯茎が腫れた時

歯茎が腫れる原因が、根の先端の膿だまりである場合、根管治療を行う必要があります。

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